出会い系デビュー


出会い系デビュー

まずはプロフィールの作成にはいるのですが、自己PR文や顔写真などを登録しなければいけません。
しかし、誰かにばれると嫌だなというここに意味のわからない感情が湧いてきました。
その結果、自己PR文は「はじめまして。よろしくお願いします。」

顔写真は、ネットで拾ってきた意味のわからない風景画。
まるで幽霊会員のようなプロフィールが完成しました。
その後は、地域を絞って女の子を検索します。
その時の私はまるでハンター。

なるべく可愛く、なるべくスケベな写真を載せている女の子を探しにかかりました。
出会い系サイトには初回登録すると、無料ポイントがついているのですね。
これは感動しました。

女の子にメッセージを送ると20ポイントが消費され、無料ポイントは100ポイント。
とりあえず5人にメッセージを送って、返信がきたら課金してメッセージを送ろう。
しかし課金は5000円まで。自分でこんなルールをつくっていました。

5人にしかメッセージを送れないという変なプレッシャーが自分自身を襲い、5人の女の子を慎重に選び、5人にメッセージを送り終えた頃には、1時間半が経過していました。
その日は深夜2時を過ぎていたので、メッセージを送っただけで眠りにつきました。
朝になると返信がきていることを期待して。

そして朝を迎えたのですが、返信は誰からもきていませんでした。
なんでだ!!

やっぱり出会い系で出会える訳ないのか、メッセージを送った相手が悪かったのか、様々な考えが頭をよぎりました。
そこで、1つの答えが出たのです。
プロフィールだ。

こんな幽霊会員みたいなプロフィールでは誰も返信をするわけがない、こんなプロフィールの奴から自分にメッセージがきたらどうする?
無視だろう。

よし、自分が出会い系をやってることがばれても構わない。
きちんとしたプロフィールを作ろう。
その日は1限から授業だったのですが、1限をまるまる使ってプロフィールを作成しました。

自分の性格や趣味、休日の過ごし方、好きな漫画など細かに入力しました。
顔写真もデータフォルダの中から、自分で一番いけてると思う写真に設定しました。
よし、もう一度メッセージを送ろう。

ポイントがない!!

無料ポイントを全て使い切ったことを思い出しました。
どうする俺。
仕方ない、5000円課金しよう。

しかし、無駄遣いするわけにはいかないから1人に絞ってメッセージを送ろう。
これは賭けだ。
自分の中で意味の分からない、臭いセリフを言って女の子探しに没頭しました。

探すこと30分。
自分のドストライクの顔をして、胸の谷間をだしている写真をプロフィールに設定している女の子を見つけました。
仮に「ありさちゃん」とします。

ありさちゃんにメッセージを送信し、返信がくるのを待ちました。
夕方になった頃でしょうか、ありさんちゃんから返信がきたのです。

やったーーーー!!
心の中で叫びました。

そこから、自己紹介のようなことや何気ない会話をメッセージでやり取りしました。
何通かメッセージをやり取りした後、もうポイントが残り少ないことに気付いたのです。
これ以上課金するわけにはいかない、早く会うようにもっていかないと。

そして、「話変わるけど、今週の土曜日暇?よかったら映画見に行かない?」と送りました。
ありさちゃんの答えは

「暇だよ!○○の映画見たいと思ってたんだよね!」

まさかの返答!!
きたーーーーーーーーー!

再び心の中で叫びました。